Homeへ戻る << Page 3/6 >>
斑鳩雨に濡れて
あの人が通った道も あの人が建てた寺もそのまま けれど歴史の中に埋もれた あの人はもういない
そびえたつ塔にたずねてみても 千代松の木に問い掛けても あの人が今どこにいるのか 答えてはくれない
流れ落ちる涙のしずくと 雨のしずくがひとつになる 透き通った水の中に あわい面影が浮かぶ
誰もいない道の向こうにむかい あの人の名を呼び続ける 時の流れに溺れた人は 二度と帰らない
<< Page 3/6 >> Homeへ戻る